強がりを言えるのなら

えっと、日付的な意味で2年後に起こった、蒲郡の旅行に対する「とあること」に関してのオマケのようなページ。
ここでは普段あんまり書かないようなわちゃわちゃした感情について書くので、事情を知らない人は基本的にノーセンキューだ。
だって、だって、ねぇ・・・。

事前のことは知っている前提で。この広い(たいして広くない?)日記のどこかのページにその痕跡は存在するからさ。

というわけで。
話をしよう。

この旅はいうまでもなく自分を除いてリア充の集合でありまして。それは過去の2年間で幾度となく経験している。事実そうだから仕方ない。
ここでのリア充とは別に彼氏・彼女がいるいないという意味では(あまり)ない。いなかった時期がある人、振られたことがある人もいるみたいだしさ。そうではなくてそうなるに足る、なんというか器を持っている人たちだ。

夜に飲みながら話しているときのこと。
それまでの話で9月に3人(4人)がかげちゃんがつきあうようになるくらいの影響力を与えた占いをしていたという話を聞いていた。
そこで他の人はどんなことを言われたのだろうと気になってだりんに聞いてみた。
「占いをやったそうですけど、なんて言われたんですか?」

その問いに少し困ったような顔を見せられる。そのときにはまぁ彼女のことだから彼氏とかはもういるだろうなとは思っていたのだが…

「うーんと、ショックを受けないか少し心配なんだけど・・・」

なんだその言い方は?彼氏くらいで別にどうこうなるわけはないけど?
「別にかまいませんよ。聞かせてくださいー。」

と言って一瞬の間の後に
「私 、 結 婚 し ま す!」
「うぃ!!??」

思わず変な声が裏返って出てしまった。こんなこと数日前にはなくてリアクションができないなーと思っていたばかりなのに。
そこからもう少し詳しく話を聞いてみる。聞いてみるのはいいんだけど頭の中では驚きがまだ止まっていないわけで。
いつごろから、とか相手がどんな人か、とか。そして話を聞いていながらそれを冷静に分析して「つまり、どういうことだってばよ?」の答えを必死に出そうとしている。
なのに、冷静に考えているはずなのに心臓はドキドキいってる。この少し前に自分がとあるメールをするかどうかでいじられていたときに「緊張しますよー。」とか言っていたけれどこの時でさえ心拍数は正常だったと言うのにぃ・・・!

えぇ!?ええぇ!?と頭の中でこだましている感じ。間違いなく今年1番だったんだろうな、こんな気持ちは生まれて初めてだけど。
なんだろうね、もうどうしようもない感じ。虚脱感とか喪失感とかも少しはあるかもしれないけど。渇いた笑いをするのに適している感じ。
途中匠も似たようなことを言っていたが端にも棒にもかからない気分だ。

で、これも生まれてはじめてのことだけどお酒を飲みたくなった。飲んではいたけどなんだか頭にキて酔えるくらいまで飲みたくなった。それを察されてか缶チューハイをもらって飲んでいたけどもうほとんど一気飲みに近いですよね。
そして、なくなったから自動販売機まで買いに行きますよね。そうまでして飲みたくなった。飲んでどうなるわけでもないというのにね・・・。
でもって海に叫びたくもなって。けど25時だったし迷惑になるからできないわけで。もしできたらなんて叫んでいたんだろう?「バカヤロー!」じゃないな。言葉にうまくできないから「あああああああああ!」って感じだろうか。

そのあと少し離れてお酒を飲んでいて考えを紛らわせるために歌を歌っていた。それなのにその歌がシンデレラだったりして。

いままでありがとう、本当に大好きだったよなんて〜、冗談言えるあなたじゃないって知ってるから〜私は突然魔法が解けたシンデレラみーたいー今はまだ思い出にできないー♪(チャーンチャンチャーン(Gr1))

歌ってる場合か!?そもそもこの歌詞と現状はそんなにリンクしていないというのに・・・!
それに海で叫ぶのがうるさいと言うのに歌うのがうるさくないわけがない。寝ている子もいたんですよ!うるさいから静かにしてと言われたのに歌が止められなかったや。これについては本当に申し訳ないです・・・

3時前に部屋を移動して歌うこと30分ほど。ようやく歌うものも尽きてきて現実が押し寄せてくる。
そんなにめちゃくちゃ深く考えることはこの時できていなかったと思う。それでも、口をついてよく出てきた言葉は「悔しい」だった。

何が悔しいんだろう?それが分からない。はじめからどこか諦めていた感じがあったのは事実だし(これは今回に限らずこういったことに関しては常に、なんだけど)、だからどうしたらよかったというのも全く見えてこないんだけど。
こういった言い方も嫌だが、これがこの世界線での「選択」だったのだろう。そう思う気持ちがある。
けれどもそれは逃げだったのではないか?本当に他の「選択」はなかったのだろうか?そう思う気持ちもどこかにはある。
ともかくショックだったのは間違いないだろう。今でも

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

となる感じも少しは残っているし。これを表に出すことは(平常時には)もうないけどさ。翌日には抑えることのできた感情だ。朝日にむかって「ありがとう!」と叫べるくらいにね(?)

こういった感情はできれば味わいたくないものだなぁー。ここまで想いが募ることも人生で残り数える程度あるかないかだろうけどさ。

あぁリア充リア充。爆発する音を聞くのも耳障りだから音もなく崩れ去ってほしいものだ。
そういった意味では5年後とかに会いたくはないよなぁー。会うなら精神をもっと修行しないと。大人になろう、いやそういう意味でなくて。