大隊指揮官殿

祇園で暴走車事故があって運転手を含む7人が死亡、11人が重軽傷なんだとか。

この事故、運転手が癲癇の持病がありそれが原因となったかどうかが一つの論点になっている。

癲癇…なんて画数の多い漢字なんだろう。
神経活動の異常によって起こる発作で激しいものになると倒れて何もできなくなるくらいらしい。

癲癇が起こって事故に繋がった、と最初は考えられてきたけど事故の前にタクシーと接触事故を起こしていたり電柱にぶつかる直前にブレーキをかけていたりと癲癇では説明がうまくできない部分もあるそうで。

いずれにせよ花見に行って花を添えられるようになるとは切ないもんだ。
う-ん、いい締め方が思いつかないや。


日記。
研究室へ。

今日は注文したラット15匹が届く。
この15匹は3ヶ月以上飼うことになるだろうから週2の世話がずっと続くことになるな-。
ちょっと気が重いがいずれしなければいけなかった実験だから仕方ないや。

受け取りを行い、MSの結果を聞いてた。

午後からは月曜日の研究紹介の準備。
去年の学会の発表をベースに。
ベース…12枚
追加スライド…6枚

実験方法やまとめがあるにしてもB4の時の方がM1の頃より量があるのか-。
今年の発表は何を作るべきかな…。

とか考えながら教授のこだわりを押さえつつ作って19時辺りに帰る。


以下はおまけ。
筑波大学のイベントの煽り言葉がネタになっていたので勝手に元ネタを全て改変して作ったもの。

※実在の人物、団体とは一切関係ありません。

 

諸君 私はプレゼンが好きだ
諸君 私はプレゼンが好きだ
諸君 私はプレゼンが大好きだ
PowerPointが好きだ
Googleドキュメントが好きだ
Impressが好きだ
Keynoteが好きだ
prezvisionが好きだ
Agreeが好きだ
ZoomItが好きだ
Winkが好きだ
Zoho Showが好きだ
教室で 講演で
学会で 会議で
病院で 営業で
自宅で 論文で
セミナーで デモで
この地上で行われる ありとあらゆるプレゼンテーションが大好きだ

教授をならべた学会の一般講演を 無音と共に予定を無視しきるのが好きだ
感情高く熱意を持った発表者が 聴衆0でボロボロになった時など心がおどる

学生の操るプレゼン のページ切り替え が 発表者を撃破するのが好きだ
小さな悲鳴を上げて 次のページから飛び出してきた実験結果を
手で覆い隠した時など胸がすくような気持ちだった

予定調和を狙った新米の発表が 場の空気を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新兵が 言わねばならない原稿を 何度も何度も噛んでいる様など感動すら覚える
敗北主義の発表者達を壇上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ学生達が 私の押し挙げた手の平とともに
金切り声を上げるような難解な質問に ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

哀れな教授の奴隷 が 雑多な知識で健気にも発表してきたのを
分野の第一人者 の本質を突く質問が 担当教授ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

無名の外国人に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に隠すはずだった英語力の無さが露見され 場の空気が犯され凍てついていく様は とてもとても悲しいものだ
プレッシャーに押し潰されて殲滅されるのが好きだ
ヤーボ
締切日 に追いまわされ 妥協の末に適当なものを作るのは屈辱の極みだ

諸君 私はプレゼンを 地獄の様なプレゼンを望んでいる
諸君 私に付き従う大学院生諸君
君達は一体 何を望んでいる?
更なるプレゼンを望むか?
文句のつけようのない 神の様なプレゼンを望むか?
新進気鋭の限りを尽くし 旧態依然の学者を殺す 嵐の様な発表を望むか?

 「 プレゼン!! プレゼン!! プレゼン!! 」

よろしい  ならばプレゼンだ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの無能な教授の下で2年間もの間 堪え続けてきた我々に ただのプレゼンでは もはや足りない!!
大プレゼンを!! 一心不乱の大プレゼンを!!
我らはわずかに一研究室 二十人に満たぬ敗残兵にすぎない
だが諸君は 一騎当千 の古強者だ と私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力2万と1人の頭脳集団となる
我々を貧困の彼方へと追いやり 腐りかけている政府を叩き起こそう
まなこ
髪の毛をつかんで引きずり降ろ し 眼を 開けさせ思い出させよう
連中に研究の価値を思い出させてやる
連中に我々の研究内容を思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
カンプグルッペ
一千人の博士課程 の戦闘団で
学振の枠を奪い尽くしてやる

「最後の大隊 大隊指揮官より全空中艦隊へ」
第二次 ゼーレヴェー 作戦 状況を開始せよ


うん、深夜のテンションだったな(